「白糸の滝」は全国にいくつかありますが、今回は富士山の近くにある「白糸の滝」をご紹介します。
白糸の滝はマイナスイオンたっぷりで心身ともにリフレッシュできるスポットです。
都心から日帰りで行くこともできます。
この記事では、富士宮の白糸の滝への行き方、バスの運賃、無料駐車場はあるか、所要時間などについてお伝えしていきます。
白糸の滝のご紹介
白糸の滝をご紹介していきます。
静岡県富士宮市にある白糸の滝は、国の名勝、天然記念物、日本の滝100選、「世界遺産富士山構成資産」に認定されている日本有数の観光地です。
源頼朝が「富士の巻狩」に来た地でもあります。
高さ20m、幅150mの湾曲した馬蹄形で、横広がりの滝です。
崖から無数の滝が流れ落ちる様は、まさに白糸のようで幻想的です。
一般的に滝は、川や湖から水が流れ落ちてくるのですが、白糸の滝は地層の間から富士山の雪解け水(湧水)が流れ落ちてくる珍しい滝です。
湧水なのに、毎秒約1.5トンもの水が絶えることなく流れ落ちてくるなんてとても不思議ですね。
滝壺付近へは100段程の階段を下りていくのですが、舗装されているので歩きやすいです。
階段を下りていくと、渓流沿いに遊歩道が整備されていて滝壺の付近まで行くことができます。
滝の近くに行くと、滝の心地よい音がしてマイナスイオンたっぷりで、とても気持ちがいいです。
エメラルドグリーン色の滝壷も透明度が高くてとてもきれいです。
夏はとても涼しく、秋は紅葉の名所でもあります。
展望スペース
展望スペースは2つあります。
◆滝へ行く階段の手前
お店の前にあり、滝の全景が見られます。
車いすやベビーカーの方も階段を下りることなく、ここから滝を見ることができます。
◆滝の右側の階段を上がったところ
滝を少し横から見ることができます。
音止めの滝
音止めの滝(おとどめのたき)は、駐車場から白糸の滝に向かう途中にあります。
こんなにきれいなのにあまり知られていないのが不思議ですが、白糸の滝に行ったらもれなく音止めの滝も見られるので、なんだかお得な気がします。
音止めの滝の名前の由来ですが、曾我兄弟が父の敵討ちの相談をしていた時、滝の音がすごくて声がさえぎられてしまい、神に念じたところ一瞬滝の音が止んだという伝説からきているそうです。
お店など
専用駐車場からすぐのところは、芝生の広場になっていています。
ここにはウッディな建物のお店がいくつかあり、その中でおみやげや軽食が販売されています。
ソフトクリーム、富士宮焼きそばなどを買って、外のテラス席で食べることもできますし、
店内に席があるカフェもあります。
とてもおしゃれな場所で、人もたくさんいます。
白糸の滝の観光所要時間
白糸の滝の観光所要時間ですが、さっさと歩いて見るだけなら30分位です。
でも、写真を撮ったりゆっくり滝を見たり、お店で飲食などして休憩などすると1時間~1時間半位です。
白糸の滝の紅葉と、ライトアップのイベント
白糸の滝の紅葉ですが、例年11月中旬頃が見頃です。
筆者が行った2023年11月5日はこんな感じです。
完全に色づいているわけではなかったので(六分位?)紅葉はもう少し長く見られそうですね。
でも息をのむほどの美しさでした。
※ここで耳寄りな情報が!
2023年11月23日~2023年11月24日の17:00~20:00に
「富士山世界文化遺産登録10周年記念白糸ノ滝ライトアップ」が開催されます。
観覧無料です。
あんな横に広い滝をライトアップするってすごいですね。幻想的できれいでしょうね。
白糸の滝への行き方
白糸の滝への行き方(アクセス)は以下のとおりです。
電車とバスの場合(バスの運賃)
◆東京方面からの場合
東海道新幹線の三島駅で下車し、JR東海道本線の下り方面行きに26分乗って富士駅で下車します。
富士駅からJR身延線(みのぶせん)に20分乗り、富士宮駅で下車します。
富士宮駅からは、富士急静岡バスの路線バス「白糸ノ滝」行きか「猪の頭」行きか「休暇村富士」行きか「足形」行きに約30分乗車し、「白糸ノ滝観光案内所前」バス停で下車して、徒歩5分です。
バスの運賃は630円です。
◆名古屋方面からの場合
東海道新幹線の静岡駅で下車し、JR東海道本線の上り方面行きに41分乗って富士駅で下車します。
富士駅からJR身延線(みのぶせん)に20分乗り、富士宮駅で下車します。
富士宮駅からは、富士急静岡バスの路線バス「白糸ノ滝」行きか「猪の頭」行きか「休暇村富士」行きか「足形」行きに約30分乗車し、「白糸ノ滝観光案内所前」バス停で下車して、徒歩5分です。
バスの運賃は630円です。
◆富士宮市内の主要観光路線に乗り放題の「白糸の滝・田貫湖フリーきっぷ」は、大人1,650円で、小人830円です。富士宮駅富士急バス案内所で購入できます。
◆河口湖方面からの場合
富士急バス新富士線の本栖湖、富士宮駅経由新富士駅行きに1時間12分乗り、白糸の滝入口バス停で下車して、徒歩5分です。
バスの運賃は1,760円です。
但し本数が多くありません、9時台に1本、11時台い1本、17時台に1本しかありませんのでご注意ください。
車の場合
◆東名高速道路からの場合
富士インターで下りて、西富士道路を通り、国道139号を経由して上井出インターを下りて約5分です(東名高速道路の富士インターからは約40分です)。
◆新東名高速道路からの場合
新富士インターで下りて、西富士道路を通り、国道139号を経由して上井出インターを下りて約5分です(新東名新富士ICから約35分です)。
◆中央自動車道からの場合
河口湖インターで下りて、国道139号で約1時間です。
無料駐車場はないが、有料駐車場はある
白糸の滝に無料駐車場はありません。
◆専用の「白糸ノ滝駐車場」があります。
駐車料金 | 乗用車1回500円、バイク1回200円 |
収容台数 | 乗用車105台、バイク10台 |
営業日 | 年中無休 |
営業時間 | 9:00~17:00(冬季は16:30まで) |
滝壺まで | 450mで、徒歩で5分 |
混雑状況 | 土休日や行楽シーズンは特に午後混雑します |
観光案内所ときれいなトイレもあるよ!
◆終点駐車場
駐車料金 | 乗用車1回300円、バイク1回100円 |
収容台数 | 15台 |
営業日時 | 不明 |
滝壺まで | 50m |
施設 | 店舗利用800円以上の場合は、駐車料金が無料になる |
*筆者はこの駐車場があることを知らず、専用駐車場に車を停めて白糸の滝に向かって歩いている時にこの「終点駐車場」を発見しました。但し、道が狭く収容台数も多くないので、満車の可能性もあり、行ってみないと駐車できるかわからないです。
白糸の滝の周辺観光
◆まかいの牧場
車で約4分のところにあります。
◆田貫湖(たぬきこ)
車で約10分のところにあります。逆さ富士で有名です。名前をひらがなで書いたり、音で聞くと「たぬきこ」となってかわいいですね。
◆富士ミルクランド
車で約5分のところにあります。
◆富士山本宮浅間大社
車で約20分のところにあります。
◆富士五湖
白糸の滝に近い順でいうと、本栖湖→精進湖→西湖→河口湖→山中湖になります。
一番近い本栖湖へは車で45分程です。一番遠い山中湖でも車で1時間半ほどなので、
富士五湖を一周することも可能です。
◆富士急ハイランド
車で1時間15分程です。いがいと近いですね。
◆忍野八海(おしのはっかい
実は、筆者は忍野八海に行き、富士五湖をまわりました。そして、あれ、白糸の滝も意外と近いということに気づき、当初予定になかった白糸の滝にも行くことにしたのです。
よろしければこちらもご覧ください。
◆「鳴沢氷穴(なるさわひょうけつ)」と「富岳風穴(ふがくふうけつ)」
白糸の滝からは車で50分程のところにあります。
この2つはとても近く車で3分程で行き来できます。
富士宮の白糸の滝への行き方とバスの運賃は?無料駐車場と所要時間のまとめ
- 富士宮の白糸の滝への行き方は、富士宮駅からバスで30分程です。河口湖からはバスで1時間12分です。
- 車では、東名の富士インターから。新東名の新富士インターから。中央道の河口湖インターからです。
- 専用の無料駐車場はありません。専用駐車場の駐車料金は500円です。
- 「終点駐車場」の駐車料金は300円ですが、ここのお店で800円以上利用すると駐車料金が無料になります。但し、収容台数は15台とあまり多くありません。
- 白糸の滝の観光所要時間は、さっさと歩いて見るだけなら30分位で、ゆっくり見たり飲食をしたりすると1時間~1時間半位です。
遠足で行って以来40年ぶりの白糸の滝でしたが、滝の美しさはそのままで、まわりが整備されてさらに素敵な観光スポットになっていました。
都心からも近く日帰りできるので、マイナスイオンをたっぷり浴びに行ってみてはいかがでしょうか。