野島公園とは、神奈川県横浜市の東京湾に面した公園です。全国的にも有名な「横浜八景島シーパラダイス」のすぐそばにあります。
展望台や、旧伊藤博文金沢別邸があり、潮干狩りができる海岸や、キャンプ場やバーベキュー場もあります。
この記事では、野島公園の展望台への行き方、無料駐車場はあるか、混雑状況や時間帯等についてお伝えしていきます。
野島公園のご紹介
野島とは、横浜市の東京側にある平潟湾（ひらかたわん）の入口に浮かぶ島のことです。
「島」と言っても「陸地」から100ｍ程の橋を渡ったところにあり、住宅がたくさんあります。
この野島の奥の方にあるのが「野島公園」です。東京ドーム4個分の広さがあります。
野島山という海抜57mの山の頂上に見晴らしのいい展望台があります。
横浜市ではめずらしい自然海浜の野島海岸があり、潮干狩りができます。
キャンプ場・バーベキュー場もあります。
初代内閣総理大臣の旧伊藤博文金沢別邸もあり、横浜市指定有形文化財になっています。
その他に野球場や遊び場や野島稲荷神社などもあり、自然あり歴史ありの島の中にある総合公園です。もちろん入場料無料です。
野島公園の展望台への行き方と展望台からの景色
野島公園内に入ってからの展望台への行き方と、展望台からの景色についてお伝えします。
展望台までは車では行けません。第1駐車場と第2駐車場あたりから徒歩10分程、ちょっとくねくねとした坂道を登っていきます。ちょっといい運動になります。道は舗装されていますし、１つしかないので迷わず行くことができます。ベビーカーも頑張れば押して行けます。
展望台は野島山の山頂にあり、上記の写真のように天文観測台やレーダーのような近未来的な？形をしています。
中ほどにある階段50段程を登っていくと360度パノラマビューです。もう最高の景色です。屋根はありませんが、ベンチというか座れるところがあります。
ここからは、横浜八景島シーパラダイスや、金沢漁港、潮干狩りで有名な「海の公園」、日産テストコースなどが間近に見えます。
少し遠くには、横浜の「みなとみらい地区」や、ベイブリッジ、横須賀、房総半島などが見えます。
また、天気が良く見通しがいい日は、富士山を見ることができます。
ちなみに、例年3月下旬と9月中旬頃にダイヤモンド富士を見ることができます。
ダイヤモンド富士目安カレンダーのホームページによると、2023年に野島公園展望台からダイヤモンド富士が見られるのは3月30日の17:45と9月14日の17:37です。
ちなみに日産テストコースは展望台からだと木があってあまり見えないのですが、展望台を下りたところにある海に近い場所からの方が見えます。運がよければ？日産テストコースを車が走行している様子を見ることができます。興味のある方はどうぞ。
野島公園へのアクセス
野島公園へのアクセスは以下のとおりです。
電車の場合
横浜駅からの場合
・ＪＲ京浜東北線（＝根岸線）で新杉田駅まで行き（乗車時間20分）、金沢シーサイドラインに乗り換え野島公園駅で下車（乗車時間24分）
・京浜急行線で金沢八景駅まで行き（乗車時間18分）、金沢シーサイドラインに乗り換え野島公園駅で下車（乗車時間2分）
→野島公園駅の目の前にある野島橋を渡って直進すると徒歩5分で野島公園に到着します。
金沢シーサイドラインに乗って行くのも楽しいよ！
車の場合
横浜方面から
・首都高速湾岸線利用の場合
幸浦（さちうら）出口をおりて、国道357号線を進み金沢柴町の信号を右折、帰帆橋（きはんばし）の信号を左折し、野島町の信号を左折して直進すると、野島公園駐車場に到着します。
・横浜横須賀道路利用の場合
朝比奈ICから環状4号線に入り、六浦の信号を右折し国道16号線に入る。内川橋の信号を左折、夕照橋（ゆうしょうばし）の信号を左折し、野島町の信号を直進すると、野島公園駐車場に到着します。
野島公園に無料駐車場は無いが、有料駐車場はある
野島公園には、残念ながら無料駐車場はありませんが、有料駐車場はあります。第1駐車場と第2駐車場がありますが、時間と料金は同じです。
◆第1駐車場
時間は7:00～23:00で、1時間200円、以降30分100円です。
収容台数は104台です。
◆第2駐車場
時間は7:00～23:00で、1時間200円、以降30分100円です。
収容台数は52台です。
※潮干狩りや夏休みなどは、たいへん混雑します。
※尚、バーベキュー場とキャンプ場の専用駐車場はありません。
野島公園の海岸、掩体壕、旧伊藤博文金沢別邸などのご紹介
野島公園には展望台の他にも見どころがたくさんあります。
野島海岸
園内の野島海岸は、横浜市で唯一の自然海浜です。
あさりなど貝類などがいるので潮干狩りができ、シーズ中は大変混雑します。
尚、海水浴場ではありませんのでご注意ください。
野島の掩体壕（えんたいごう）
掩体壕（えんたいごう）とは、戦闘機を格納する防空壕のことです。
野島の掩体壕は、野島公園の展望台の地下をくり抜いて作られたもので、東西に貫通しています。
終戦末期の1945年に作られましたが、終戦になったので結局使われることはありませんでした。
現在は、安全のため入口がフェンスで覆われ立入禁止になっていますが、説明板が設置されているので、興味のある方は見てみてくださいね。
旧伊藤博文金沢別邸
旧伊藤博文金沢別邸は、野島公園内の海に面したところにあります。
みなさんご存じの初代内閣総理大臣の伊藤博文氏が明治31（1898）年に建てたもので、茅葺屋根の木造家屋です。
入館料は無料で、家屋の中も庭も見ることができます。家屋の中には伊藤博文の調度品などが展示されています。ここで暮らしていたんですね。歴史好きにはたまらないスポットですね。
お月見会や、お茶会などのイベントも定期的に開催されています。
直近では2023年10月7日(土)に秋のお茶会が開催されます。
この別邸からは、なんと横浜八景島シーパラダイスが見えるんです。伊藤博文氏が住んでいた明治時代は目の前には海しか無かったでしょうから、現代にこのようなものが間近にあることを知ったら、びっくりするでしょうね。
キャンプ場とバーベキュー場
野島公園内の乙舳（おつとも）海岸あたりには、バーベキュー場とキャンプ場があります。
予約制ですが、道具を持って行かなくても手ぶらでも楽しめます。
ご利用になる方は、ホームページから事前予約をしてください。利用予定日の1ヶ月から予約できます。
◆食材付きバーベキュー・キャンプ(日帰り)サイトの予約は
3種類のセットから選んで予約できます。
バラエティーセットは1人2,500、はまポークセットは1人2,500円、牛牛（ぎゅうぎゅう）セットは1人3,200円です。手ぶらで行ってもいいっていうのが楽でいいですね。
◆バーベキュー・キャンプ（日帰り）のサイトのみの予約もできます。
必ず予約をしてから行ってくださいね
春から秋頃まで土日祝日は混雑するようです。
尚、キャンプ場とバーベキュー場の専用駐車場はありませんので、公園の第1駐車場と第２駐車場をご利用ください。
あそび広場
展望台の西側に「あそび広場」があります。滑り台やアスレチック、ブランコなどの遊具がありますので、お子さんが遊ぶことができます。
野島稲荷神社
意外ですが、園内には野島稲荷神社もあります。
園内の設備等
園内には、ペットを連れて入ることができますが、放し飼いはできませんので、リード（鎖等）は必ずつけてください。
売店はありませんが、第1駐車場の入口付近に、飲み物やアイスクリームの自動販売機があります。
トイレや授乳やおむつを交換できる場所もあります。
野島公園の混雑状況や時間帯
まず年間でいうと、春から秋ごろまで混雑します。
もう少し細かくいうと、春の桜のお花見の頃、ゴールデンウィーク、潮干狩り、夏休み、秋の紅葉の頃などの行楽シーズンはたいへん混雑します。
それ以外の時でも、土日祝日は、お昼前後から混雑します。
行楽シーズンや土日祝日は、午前中早めに行った方がよさそうです。
また、例年3月下旬と9月中旬頃の、ダイヤモンド富士が見える時は、夕方が特に混雑します。
野島公園の周辺情報
野島公園の周辺にはみどころがたくさんあります。お帰りの際、時間があったら寄ってみてはいかがでしょうか？
- 横浜八景島シーパラダイス
シーサイドラインでも車でもすぐに行くことができます。 - 横浜南部市場
シーサイドラインでも車でもすぐに行くことができます。レストランやお買い物もできます。 - 横浜ベイサイドマリーナ（三井アウトレット）
シーサイドラインでも車でもすぐに行くことができます。レストランやお買い物もできます - 京浜急行線の金沢八景駅周辺
金沢八景駅直結のWing Kichen(ウィングキッチン）にレストランやカフェがあります。また、ベーカーリーハウスアオキはパンの販売だけでなく2階はカフェ＆レストランになっています。電車の方は寄ってみるといいかもしれません。 - イオン金沢八景ショッピングセンター
フードコートなどがありますので、お車の方は寄ってみるといいかもしれません。
野島公園の展望台への行き方と無料駐車場はあるか、混雑状況や時間帯のまとめ
- 野島公園には、無料駐車場はありませんが、有料駐車場はあります。
- 春から秋ごろまで混雑します。春の桜のお花見の頃、ゴールデンウィーク、潮干狩り、夏休み、秋の紅葉の頃などの行楽シーズンはたいへん混雑します。それ以外の時でも、土日祝日は、お昼前後から混雑します。行楽シーズンや土日祝日は、午前中早めに行った方がよさそうです。
自然も歴史も楽しめる島の中にある公園ですので、是非行ってみてください。
