烏帽子岩とは、サザン(=サザンオールスターズ)の歌にも出てくる、神奈川県茅ヶ崎市の湘南海岸の沖合に浮かぶ烏帽子の形をした岩のことです。
なんとこの岩の近くまで船で行くことができるのです。
この記事では、茅ヶ崎の烏帽子岩の周遊船の料金と、予約は必要か、乗り場へのアクセス、えぼし岩が見える場所等についてお伝えしていきます。
烏帽子岩のご紹介
烏帽子岩(えぼし岩)とはどんな岩なのでしょうか?
烏帽子岩(えぼしいわ)とは、神奈川県茅ケ崎市の湘南海岸の沖合1.4kmのところにある岩礁群です。サザン(=サザンオールスターズ)の歌にも出てくるので有名です。
正式名称は姥島(うばしま)といいます。高さは約14mもあります。海岸から見ると、海の上にひょっこり頭だけ出ているように見えて小さく感じますが、近くで見ると大きくて驚きます。だいたいマンションの4階か5階と同じ位の高さですからね。そして、この烏帽子岩だけでなく大小30個以上の岩礁の集まりでそれぞれに名前がついているというから驚きます。
烏帽子岩は、茅ヶ崎の海岸からも見えますし、江ノ島の方からも見ることができます。
なんとこの烏帽子岩の近くまで周遊船で行くことができます。烏帽子岩は磯釣り場なので以前から釣り船は運航していたのですが、数年前からは周遊船も運航され、釣りをやらない人でも近くに行くことができるようになったのです。
釣りをする人は、渡し船で烏帽子岩に行って上陸して、釣りを楽しむことができます。
周遊船は近くまで行くことはできますが、烏帽子岩に上陸することはできません。なので、どうしても上陸したい人は、釣りの渡し船の方をおすすめします。
烏帽子岩の周遊船の料金、予約は必要
烏帽子岩の周遊船の料金と予約についてみていきます。
烏帽子岩に行く方法ですが、茅ヶ崎漁港から渡し船か周遊船に乗ります。
自力で泳いだり、カヤックやSUPで行く人もいるそうですが、これはかなり難易度が高いですね。
ここでは釣りをやらない人でも乗船できる周遊船について細かく見ていきます。
基本的に周遊船は予約が必要です。そして乗船客が2名以上いないと船は出航しないそうです。
筆者は1名で予約しようと電話したのですが、希望日は予約が1件も入っていないと言われました。そこで乗船客の予約が入っている日(船が出航する日)を聞いて、そこに入れてもらいました。ということで、1名で乗船したい人も希望をもってください。希望日に出航するとは限りませんが。
予約していなくても当日現地に行って空きがあれば乗船できるそうですが、よっぽど近くに住んでいないとむずかしいので、やはり事前に予約してから行った方がいいですね。
前日までに、(有)渡船えぼし丸に電話で予約します(受付店のたつみ釣具店 0467-82-6946)
電話での予約受付時間は9:00~19:00です。
定休日は第1火曜日と第3火曜日で、その他9月29日(臨時休業) 10月3日、17日です。
※臨時休業が入る場合があるそうですのでご注意下さい。
※定休日の翌日に乗船したい場合は、定休日の前日までに電話で予約した方がいいですね。
通常運航は10:00と12:00です。 各便の定員は18名です。
周遊船の料金は
大人(中学生以上) | 1,500円 |
小学生 | 750円 |
未就学児 | 無料 |
3歳未満 | 乗船できません |
ペット | 乗船できません |
土日は比較的混んでいますが、平日は空いているそうです。
周遊船の乗船当日の様子
当日は、朝7:00に受付店のたつみ釣具店に電話します( 0467-82-6946)
前日までに1名で予約している場合、当日の朝7時の確認時に他の乗客がいなかったら、その日は出航しないそうです。
当日、現地(たつみ釣具店さん)で乗船券を購入します。その際、住所氏名電話番号を受付表に記入します。
乗船の受付終了時間は、出航時間の15分前までです。つまり10:00乗船の場合は9:45まで、12:00乗船の場合は11:45までです。
出航予定日であっても天候が急変して欠航となる場合があるようです。直前までどうなるかわからないので、当日は現地の近くにいた方がいいですね。
お店から乗り場に行く間に公衆トイレがありますので、乗船前に行っておくといいと思います。
船は、第八えぼし丸か第十えぼし丸です。1隻は釣り人用の磯渡し船として使用するため、周遊船はどちらかの1隻を使用するそうです。定員は18名です。
ライフジャケットを貸与されますので、着用してから乗船します。
筆者が乗船した時は平日で、乗船客は5名でした。
えぼし岩周遊船のコース
いざ乗船です。
茅ヶ崎港から烏帽子岩(えぼし岩)に向かい約7分で、えぼし岩の西の磯あたりからえぼし岩を見ます。
反時計回りにぐるっと周り、最後にえぼし岩の目の前に行きます。 その後、茅ヶ崎港に戻ります。
乗船時間は約40分です。
天気がいいと、富士山を見ることができます。上記の写真でも富士山がうっすら見えますが、冬の方が富士山も冠雪しているので、もっとくっきり見えるようです。
烏帽子岩は見る場所や角度によって全然違った感じになります。
船員さんの説明によると、高さは12.4mと言われていますが、最近測定したところ14mになったそうです。
間近で見ると本当に大きくてびっくりします。マンションの4階か5階位の大きさですからね。
それから、近くに岩礁群がたくさんあってこれにも驚きます。そしてそこに釣り人がいるのにもびっくりします。冬は釣りのシーズンなので多いと70人位釣り人がいるそうです。すごいですね。
とにかく楽しくて40分があっという間です。
波が強くなければあまり揺れず服も濡れませんが、波が強い日は、波しぶきで濡れてもいいように、かっぱやレインコートなどがあるといいかもしれません。靴は濡れたりすべったりしないものがおすすめです。
写真を撮る時は、船からカメラや携帯を落とさないようにしっかり持って撮影してね!
烏帽子岩の周遊船の乗り場へのアクセス
烏帽子岩(えぼし岩)の周遊船の乗り場である茅ヶ崎港、サザンビーチへのアクセスは以下のとおりです。
電車の場合
JR茅ヶ崎駅は、電車の発車メロディーがサザンの曲なので耳にする度に「茅ヶ崎に来たんだー!」とウキウキします。
JR茅ヶ崎駅の改札を出たら左側が南口です
◆コミュニティーバス「えぼし号」バスに乗車し、サザン通り南バス停かサザンビーチ入り口バス停下車(乗車時間約10分)
10:00の船に乗るには、茅ヶ崎駅南口9:08発のバスに乗ると9:19にサザンビーチ入口バス停に着きます。
12:00の船に乗るには、茅ヶ崎駅南口11:08発のバスに乗ると11:19にサザンビーチ入口バス停に着きます。
◆茅37系統の浜見平団地(西浜)ゆきバスに乗車し、海水浴場前バス停で下車(乗車時間約10分)
◆徒歩の場合
茅ヶ崎駅南口のサザン通りを直進するとサザンビーチに到着します(約20分)
バス停を下りると海沿いの国道134号線に出るので、右の平塚方面に少し歩くとセブンイレブンがあり、その先に交通機動隊前の交差点があるので、信号を渡って海の方へ行くと、右側にたつみ釣り具店があります。
車の場合
◆第三京浜→横浜新道→国道1号経由で海沿いの国道134号へ。
●厚木ICから
東名高速道路→厚木ICから国道129号→国道1号経由で海沿いの国道134号へ。
東名高速道路→圏央道・新湘南バイパスで茅ヶ崎海岸IC経由で海沿いの国道134号へ。
※ビーチ内駐車場350台で1日2,000円です。
車の場合、受付時に申し出れば、漁港駐車場をご利用できて200円割引サービスを受けられます。
烏帽子岩が見える場所
烏帽子岩(えぼし岩)が見える場所をご紹介します。
◆サザンビーチのサザンビーチモニュメント「茅ヶ崎サザンC」越しに烏帽子岩が見えます。筆者のカメラ技術では、こんな小さくしか映りませんでしたが、茅ヶ崎サザンC越しに見えるというのがなんだかおしゃれです。
◆サザンビーチカフェ
サザンビーチにあるお店で、テラス席もあっておしゃれです。烏帽子岩がよく見えます。
◆SAN BY AIR(サンバイエアー)
こちらもサザンビーチにあるお店で、テラス席もあっておしゃれです。烏帽子岩がよく見えます。
◆東海岸のラチエン通りを海の方に向かって歩いていくと、海沿いの国道134号に出ます。そして道路を渡って海岸に出ると烏帽子岩が見えます。
◆ラスカ茅ヶ崎の屋上庭園
JR茅ヶ崎駅直結のショッピングセンターの屋上が庭園になっています。商業施設としては多分茅ヶ崎で一番高いビルです。花壇のところに「えぼし岩ビューポイント」という立札があって、ここから小さいですが、烏帽子岩が見えます。あと江ノ島のビューポイントもあります。海まで行く時間がない方でも、烏帽子岩と江ノ島を見ることができます。
但しラスカのお店の営業時間より早く閉まってしまうのでご注意ください。10:00〜18:00までです。
烏帽子岩が見える場所はほかにもたくさんあるよ!
茅ヶ崎の烏帽子岩の周遊船の料金と予約は必要?えぼし岩が見える場所へのアクセスのまとめ
- 周遊船の料金は、大人1500円、小学生750円、小学生未満は無料。
- 予約は必要。
- えぼし岩が見える場所は、サザンビーチ、ラチエン通りから菱沼海岸に出たところ、ラスカ茅ヶ崎の屋上庭園など。他にも多数ある。
沖に浮かぶ岩なのに存在感がある烏帽子岩(えぼし岩)。まさかその近くまで行けるとは。
周遊船はとても楽しいのでおすすめです。茅ヶ崎に行かれた際は、烏帽子岩を目指してみてはいかがでしょうか。