断捨離や片づけは、誰もが一度はトライしたことがあるのではないでしょうか。
筆者は「良くなりたい、良くなるはずだ」と思ってトライしたのに、何故かイライラしたり不調になったことがあります。
心理学やスピリチュアル的なことはよくわかりませんが、この記事では、断捨離してもイライラするのは好転反応なのか、体調不良や不運な時の対処法などについて筆者の経験をもとにお伝えしていきます。
断捨離をしてみて
断捨離して余計なものを手放すと、物理的にも心理的にもスペースができるので、そこにいいものや望むものがやってくるとか、執着がなくなって人生が好転するとかいうよね?
「そうなったらどんなにいいだろう、是非そうなりたい」と思って断捨離を何度かしたんだけど・・・・・。
実際、断捨離をしてみると部屋も心もすっきりしたのですが、反面、なぜかイライラしたり、体調不良になったり不運になったりする場合があり、「どうして?」と不思議&不満?でした。
「好転反応ならいいけど、これって私だけなのかな?」と悩んだりしました。
知り合い何人かに聞いてみると、同じようになったことがある人とない人がいたり、セラピストさんにもそのようなことがあると聞いたことがあり、私だけではなさそうだということを知りました。
物にはエネルギーがあるので、部屋にあった物が1つ減っただけでもエネルギーが変わるのはなんとなくわかるのですが、イライラや体調不良になるほど影響力があるのかと気になり、筆者なりに分析してみることにしました。
断捨離したもの
基本的に、その物を見るとつらくなったり、嫌だったことが思い出されてしまう物は、どんなに高価であっても手放しました。
◆写真や手紙など
もう見たくない、見ると思い出すから嫌だという写真(すべての写真ではありません)や手紙などを手放しました。
◆本や雑誌など
かつては自己啓発系、引き寄せ系、スピリチュアル系などの本をたくさん所有していました。
でも、あれこれ手を出しすぎて頭がごちゃごちゃで、どれも身になっていなかったので手放しました。
それによって、どのメソッド的なものが自分に合うのか必要なのかがなんとなくわかってきました。
それらの情報はブログやYouTubeがあるので、本を所有していなくても全然大丈夫でした。
◆健康器具、波動装置など
10万円~60万円位の器具や装置などをいくつも所有していました。
これさえ使えば心も体もよくなれると、その時は必死で購入しました。
でもあまり効果を感じられず、これらに過度に依存していたことに気付いたので手放しました。
高額だったけど中古品なのでメルカリで売っても1/4位の値段になってしまうし、もったいないなと逡巡しましたが、結果は手放してよかったです。とてもすっきりしました。
◆洋服、バッグ、靴、アクセサリーなど
外出着としても部屋着としても着ていないもの、いつかは着るかもしれないとずっとタンスやクローゼットに入ったままで場所だけとっているもの、その服を見るとつらいことや嫌なことが思い出されてしまうものは高価なものでも手放しました。
◆化粧品など
本当に必要なものだけ残して、あとは手放しました。
◆CDやDVDなど
CDやDVDが無くても、ネットなどで視聴できるものはブックオフに持って行ったり、メルカリやラクマに出品して手放しました。
◆PCや携帯に溜まっている不要なメールなど
物ではありませんが、これらを削除したらとてもすっきりしました。
◆大量にストックしていた割りばしや紙袋や文房具など
筆者にとってはいつか使う物の代表選手でしたが、使えるものはどんどん使って、数個だけ残しました。
断捨離した方法
ありきたりですが、捨てる、誰かにあげる、中古品店に売る、メルカリやラクマで売るなどの方法で手放しました。
不用品をメルカリやラクマに出品して売ったところ60万円程になりました(いっぺんに出品したり売れた訳ではなく、2年位かけて出品したり売れたのですが)。
健康器具など値の張るものが多かったのでこれくらいの金額になったようです。
断捨離してちょっと後悔したもの
断捨離してその時はすっきりして、「手放してよかった」と思っても、後で「うわー、やっちゃったー。処分しなければよかった⤵」と思ったものは、まったく無い訳ではありません。
でも、それほど後悔した訳ではありません。
無ければ無いでまた買えばいいし、ここで「処分しすぎる」という小さな失敗を1回したので、なんでもかんでも断捨離さえすればいい訳ではないということを筆者の場合は学べました。
◆メモ帳
大学生の娘と一緒に断捨離していて、小さい時に得たけど10年以上引き出しに入れっぱなしで全然使っておらず今後も使いそうもないメモ帳を手放したのですが、その後メモ帳を使う機会が出てきて「あー、売らなきゃよかった」と一瞬なりました。でも二人とも「ま、必要な分だけ100円ショップでまた買えばいいか」と苦笑しました。
◆紙袋
大量にとっておいたものを数枚残すだけにしたのですが、ある大きさの紙袋が必要になり、「あー、とっておけばよかった」と一瞬思いましたが、なんとかなりました。たいしたことはなかったです。
断捨離してよかったこと
- 部屋がきれいになってすっきりした。
- 部屋がすっきりしていて何がどこにあるか明確になったので、物を無くすことも、探し物もしなくなった。
- 気持ちがすっきりした。
- 中古品店やメルカリで不用品を売ったら、60万円のお金になった。
- 断捨離したら、以前メルカリに出品していてなかなか売れなかったものが、連続して売れたりした(たまたま?)
- 達成感を感じられた(自己満足?)
- 余計なものを買わなくなった。衝動買いをしなくなった。無駄遣いが減った。本当に必要なものだけを買うようになった→これらによってお金が増えたとか貯まった訳ではないが、そんなにお金が減らなくなった。
断捨離してよくなかったこと
- まだ何か断捨離できるのではないかと部屋を探し回ってしまう。
- 常に断捨離のことを考えてしまう。
- 家族の物が目に付く、処分したくなる、処分すればいいのにと思ってしまう。
- 家族に断捨離を強要してしまう。
- 家族に断捨離するように言っても、やってくれないとイライラする。人をコントロールしたくなる自分に自己嫌悪。
- 家族が断捨離や片づけをしないせいでイライラする!と人のせいにしたくなってしまう。そんな自分に自己嫌悪。
- なんでこの人は断捨離や片づけをしないの!とイライラしたり、家族を責める気持ちや怒りをためてしまう、そのことだけにフォーカスしてしまい、いいところが見えなくなってしまう。
- 本当は手放したくないのに「これを断捨離できないのは執着なんだ、これを手放せば人生が変わるから手放さなきゃ!」と、自分に強要してしまう。
- 「断捨離してもたいして人生が変わらない、なんでなの!」とイライラ、落ち込み、焦り、怒り、不安が出てしまう。断捨離に過大に期待、依存しすぎてしまっている。
- 断捨離しすぎて、物を粗末にしているような罪悪感を感じてしまう。
- 断捨離しすぎる自分が病的だと思ってしまう。
- だるくなったり、疲れたりする。
何故イライラしたり体調不良や不運になる?好転反応なの?
筆者の勝手な推測を書かせていただきます。
筆者の場合、「もうー!私はこんなに物を買ってためこんで無駄なことばかりしてるからだめなんだ。だから断捨離して手放して生まれ変わるんだ。こんなものは邪魔だー、処分してやるー!」と、無意識でしたが、物を手に入れた当時の自分と、物を保持してきた自分と、物そのものを全否定して嫌っていたようです。
断捨離している時は、「無」でやっているつもりでしたが、今思うと、楽しいとか感謝しながらとかいういわゆる良い気分ではやっていませんでした。
自分と物を否定をしながらやっていたので、これもイライラしたり体調不良になったり、不運(嫌なことが起きる)になったりした一因であるような気がします。
あとは、冒頭でも書きましたが、筆者は心理学もスピリチュアルも詳しくないので、断捨離してイライラしたり、体調不良になるのが好転反応なのかは正直言ってわかりません。
でも、物にはエネルギーがあるので、物が1つ減っただけでも心身に影響が及ぶことはあると思います。
物を手放した喪失感や罪悪感なども多少はあり、それがイライラや体調不良などの一因であるかもしれません。
あとは、目に見える物理的な物を手放している時、同時に心身の不要なものも無意識下でうごめいて?デトックス的なことが発生しているので、一時期的に心身共に不調になったりするのかもしれません。
筆者も寝たら治ったり、しばらくしたら以前より体調がよくなったり、気持ちが楽になったり、いいことがあったりしたので、好転反応だったのかもしれません。
専門家ではないので、はっきりしたことが言えなくてすみません。
イライラしたり体調不良や不運な時の対処法
イライラしたり体調不良な時の筆者なりの対処法をご紹介します
・断捨離も片付けも一旦やめてみて、部屋が多少ちらかっていてもいいや!断捨離しなくてもいいや!と開き直ってみる。
・こういうこと(イライラしたり、体調不良になる)もあるのかと一瞬思い、でも気にしないでおく。
・自分の好きなことをして気分転換をしてみる。
・寝てみる。
・だらだらしてみる。
・「断捨離しなきゃ」じゃなくて、「断捨離したい」と自然に思えた時だけ断捨離をする。でも必死にやりすぎない。
・気に入っている物でも「断捨離したらもっといい物がくるらしい!だから手放さなきゃ」とかいって無理に手放さない。
・断捨離する時は、「お金があるからこれを得ることができたんだ。縁あってここにあるんだ、それを得た時は本当に欲しかったんだ、嬉しかったんだ」と思いをはせてみる。
その当時の自分や物を否定するのではなく、「その時は本当に欲しかったし必要だったんだ、それを得られてよかったんだ。でももう今はいらない、ありがとう、さようなら」と感謝しながら手放すのがいいような気がします。
そもそも、捨てるといいことあるとか、もっといいものが来るとか、人生変わるとか、確かにそうかもしれませんが、それは絶対的なものではなくて、1つの概念だと思います。
例えば、まだ自我が発達していない小さい子なんて、それこそ断捨離なんてことは一切知りませんし、もし誰かに教えられても、気に入っている物を手放すなんてことはしないと思います。
断捨離しないで余計なものがあると、幸せになれない、良くなれない、いいものが来ないなんてことは無いのかもしれません。筆者が勝手に誤解していただけですね。
もっと幸せになりたいから、よくなりたいからと思って断捨離を始めたのに、心身ともにストレスまみれになっては、本末転倒です。
断捨離がいいことはわかっているけど、どんな時も、「自分は本当はどうしたいか」が大事だと思います。本当に断捨離したいならすればいいし、断捨離したくないならしないのが一番だと思います。
そして、やるなら楽しく感謝しながらやれたらいいですね。
なので、筆者のように、自分に断捨離を強要するのも、家族に強要するのもやめた方がいいですね。
断捨離してもイライラするのは好転反応?体調不良や不運な時の対処法のまとめ
断捨離してもイライラしたり体調不良や不運になるのは、好転反応なのかもしれませんが、すみません、筆者にはよくわかりません。
必死に無理やり断捨離をするのではなく、心からやりたいと思った時にするのが一番だと思います。
断捨離に過大に期待することなく、楽しく感謝しながらやるといいような気がします。