神奈川県横須賀市にある「秋谷(あきや)海岸」と「立石(たていし)海岸」は、まとめて「秋谷・立石海岸」といわれることが多く、絶景岩の「立石(たていし)」や夕日が有名な景勝地です。これらを上から見渡すことができる場所が「立石公園」です。
この記事では秋谷立石海岸公園の行き方や、無料駐車場の場所と何台駐車できるか、混雑状況と絶景岩の「立石」の見える場所などをお伝えしていきます。
絶景の秋谷立石海岸と立石公園のご紹介
「秋谷(あきや)海岸」「立石(たていし)海岸」「立石(たていし)公園」は、神奈川県横須賀市の西側つまり相模湾側に位置しています。
国道134号線沿いに立石公園があり、敷地内の歩道を下りていくと立石海岸が広がっていて絶景岩の「立石(たていし)」があり、海に向かって右横には「梵天の鼻(ぼんてんのはな)」という岩場があります。
そして海に向かって立石海岸の左横に秋谷海岸があります。
これら一帯を総称して「秋谷・立石海岸」といい、ここからの絶景は「相州三浦秋屋の里」として安藤(歌川)広重によって描かれています。
また、富士山と夕日が重なる「ダイヤモンド富士」が例年4月頃と8月頃に見られるので、多くの人が撮影に訪れる人気スポットとなっています。
細かく説明していきますと
◆立石公園
海と国道134号線の間にある公園で入場料無料です。絶景岩の「立石」を上から眺めることができ、海岸へ下りる歩道があります。
小さい公園ですが、園内にはあずまやベンチ、泉鏡花の文学碑もあり、きれいに整備された公園です。例年1月頃には水仙が咲く姿が見られます。
◆立石海岸
立石公園の下にあり、絶景岩の「立石」がそびえ立っている海岸です。この「立石」は高さ12mで周囲30mもあります。火山灰などが堆積してできた凝灰石(ぎょうかいがん)なんだそうです。
「かながわの景勝50選」「横須賀風物百選」にも選ばれてます。なんとも不思議な岩ですね。
間近で見ると大きすぎて圧倒されます。
◆梵天の鼻(ぼんてんのはな)
絶景岩「立石」の右にある岩場の岬のことで、大きな松の木が目印です。
磯遊びや釣りもできます。
「梵天の鼻」の「鼻」って何なのでしょう?岬よりも小さな地形のことをいうそうです。面白い名前ですね。
◆秋谷海岸
秋谷海岸は、海に向かって立石海岸の左横にあります。砂浜で海水浴もができる海岸です。
秋谷海岸からは江ノ島と長者ヶ崎が見えます。立石駐車場とRestrantDon(レストランドン)の下から海岸に続いている階段を降りて行くことができます。
※ちなみに、立石公園内にはトイレはありませんが、県立立石駐車場内には公衆トイレがあります。
磯遊びをして汚れた手足を洗う水道はないので、おしぼりやウエットティッシュ、タオルやビニール袋などを持っていくことをおすすめします。
絶景岩の「立石」がよく見える場所
上から見る場合は、立石公園と県立立石駐車場です。
県立立石駐車場の公園寄りのところには、「かながわの景勝50選/秋谷の立石」の石碑があるので、絶好の撮影スポットです。
海岸から見る場合は、立石海岸と梵天の鼻
立石公園の中の歩道を下って行くか、駐車場と公園の間の狭い階段を下りて行くと海岸に行けます。
海岸から間近で見ると、超ビッグサイズでびっくりするよ!
秋谷立石海岸公園への行き方
秋谷立石海岸公園への行き方は以下のとおりです。
電車とバスを乗り継ぐ場合
JR横須賀線の逗子駅(品川から52分で736円、横浜から30分で356円)の東口の2番のりばから
京浜急行線の逗子・葉山駅(品川から57分で650円、横浜から33分で314円)の南口の1番のりばから
どちらの駅からも同じ行き先のバスが出ています。
逗5系統 | 横須賀市民病院(長柄橋・葉山)ゆき |
逗6系統 | 長井(長柄橋・葉山)ゆき |
逗7系統 | 佐島マリーナ入口(長柄橋・なぎさの丘)ゆきか 湘南佐島なぎさの丘(長柄橋・葉山)ゆき |
逗8系統 | 電力中央研究所(長柄橋・葉山)ゆき |
立石バス停で下車し、来た道を戻ってすぐの立石の信号を渡る→そのまま直進し「県立立石駐車場」の看板があるところを左折すると、立石公園の入口に到着します。公園内には入らずに直接海岸に行きたい場合は、ガードレール沿いの狭い階段を下りていくと海岸に到着します。(バス停からは徒歩約2分です)
車の場合
横浜横須賀道路の逗子ICで降りて、逗葉新道へ進み、南郷トンネル入口の信号を左折し、ずっと道なりに進み、湘南国際村秋谷入口の信号を左折し、約300m直進すると「県立立石駐車場」の看板があるので右折していくと県立立石駐車場に到着します。
立石公園の無料駐車場の場所と何台駐車できるか?混雑状況も
立石公園の駐車場と混雑状況は以下のとおりです。
無料駐車場
- 立石公園には、公園の横に無料駐車場があります。国道134号線に「県立立石駐車場」の看板があるので海側に曲がっていくとすぐ着きます。
駐車台数は62台です
- 基本的に24時間駐車可能となっていますが、夏の7/1~8/31は6:00~20:00までです。
- 夏の土日祝日は朝から混雑します。釣りや磯遊びの方が多いようです。
- 季節を問わず、午前中から混雑しています。土日祝日は11:00頃から特に混雑します。近くの「レストランDon」や「マーロウ/カフェ&レストラン秋⾕本店」に駐車できなかったお客さんが、立石公園駐車場に駐車しに来るからです。
- 夕日が見える時間帯も混雑します。
- 海辺の絶景が見える人気の駐車場なので時間を問わず、混雑していることが多いです。
ただ、海岸には降りずに短時間で帰る方がいて駐車場がすぐに空く時もあります。
周辺の駐車場
無料駐車場が満車の場合は、国道134号線を逗子側に約200m程行ったところにある
NTTル・パルクTC横須賀秋谷第1駐車場を利用することもできます。24時間で1,000円です。
周辺のカフェやレストラン
立石公園の周辺には、おしゃれなカフェやレストランがあります。料理もとてもおいしいのでおすすめです。また、周辺にはコンビニもあります。
●Restaurant Don(レストランドン)
立石駐車場の横にあります。映画「陽だまりの彼女」などロケ地にもなっていて、本当に海が目の前(オーシャンフロント)の素敵なレストランです。
テラス席や2階から見える夕日は有名です。公式ホームページでは、なんと夕陽が見える月別時間帯まで掲載してくれています。さらにInstagramで美しい夕日をアップしてくれています。Don流メカジキのペッパーステーキや、渡り蟹のトマトクリームスパゲティが人気です。
●マーロウ/カフェ&レストラン秋⾕本店
ビーカープリンで有名ですが、カフェ&レストランもやっています。詳細は下記の別記事にあります。
●この辺りはコンビニがほとんど無いのですが、国道134号線を三浦方面に500m程行くと、ファミリーマート油屋秋谷店がありますので、何かと便利ですね。
秋谷立石海岸公園の行き方!無料駐車場の場所と何台?混雑状況と絶景岩の見える場所のまとめ
- JR横須賀線の逗子駅か京浜急行線の逗子・葉山駅から京急バスに乗り立石バス停で下車し、徒歩約2分。
- 横浜横須賀道路の逗子ICで降りて、逗葉新道へ進み、南郷トンネル入口の信号を左折し、ずっと道なりに進み、湘南国際村秋谷入口の信号を左折し
- 公園の横に専用の無料駐車場があり、駐車台数は62台。
- 混雑状況は、夏の土日祝日は朝から。季節を問わず土日祝日は11:00頃から。夕日が見える時間帯も混雑する。
絶景岩の「立石」、とにかく大きくてインパクトがすごいので是非見に行ってみてください。